スマートフォンの本体価格が、じわじわと上がり始めています。Xiaomi(シャオミ)の日本法人がスマートフォンとタブレットの一部製品について価格改定を実施し、2026年9月1日午前0時から順次、新価格の適用が始まりました。対象は合計11製品と報じられており、値上げ幅は製品によって2000円程度から2万円までと幅があります。
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毎月の通信料と同じくらい、端末代は家計に効いてくる項目です。何がどれだけ変わったのか、そして背景に何があるのかを落ち着いて整理しておきます。
適用は9月1日と9月4日の2段階
新価格への切り替えは一度に行われるのではなく、製品ごとに日付が分かれています。報道によれば「Xiaomi 17T Pro」「Xiaomi Pad 8 Pro」「REDMI Pad 2」シリーズが9月1日午前0時から、「POCO X8」シリーズが9月4日午前0時からとされています。公式ストアや量販店で順次価格が切り替わる形です。
つまりこの記事を読んでいる時点で、POCO X8シリーズについてはまだ旧価格が残っている可能性があります。検討中の人は、店頭やオンラインストアの表示価格を実際に確認してみてください。
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主な対象機種と価格の変化
複数のメディアが共通して伝えている具体的な価格は、次の通りです。
- Xiaomi 17T Pro(12GB+256GB):11万9800円 → 13万9800円
- Xiaomi 17T Pro(12GB+512GB):13万9800円 → 15万9800円
- POCO X8 Pro Max(12GB+256GB):7万9980円 → 9万9980円
- POCO X8 Pro Max(12GB+512GB):8万9980円 → 10万9980円
スマートフォンについては、対象となる7モデルが一律で2万円の値上げになると報じられています。もともとの価格が5万円台だった機種では、上げ幅の割合が3割を超える計算になり、値上げ率としては最大で3割強に達するとされています。一方、タブレットの「Xiaomi Pad 8 Pro」や「REDMI Pad 2」シリーズは数千円から1万円程度の改定にとどまると伝えられており、製品カテゴリによって影響の大きさはかなり違います。
金額としては、ミドルレンジ機を1台買い替える予算に、そのままもう数万円が上乗せされるイメージです。コストパフォーマンス重視で機種を選んできた人ほど、体感する影響は大きくなります。
背景にあるのはメモリ価格の高騰
値上げの理由として挙げられているのが、メモリ価格の上昇です。スマートフォンに使われるDRAMやNANDフラッシュの調達価格が、この1年ほどで大きく上がっています。背景にはAI向けサーバーの需要拡大があり、メモリメーカーが生産能力を高帯域幅メモリ(HBM)などの用途に振り向けた結果、一般的な民生用メモリの供給が相対的にタイトになったと説明されています。
Xiaomi側も、コスト上昇が自社の企業努力だけでは吸収しきれない水準になった、という趣旨の説明をしているとされています。値上げのタイミングを分けているのも、在庫や流通の状況に合わせた対応と見られます。
これは1社だけの動きではない
同じ理由による価格の見直しは、他のメーカーでも起きています。Googleはメモリ価格の上昇を理由にPixelシリーズの価格を見直す方針を公にしており、2026年8月に発表されたPixel 11シリーズは前世代より高い価格帯からのスタートとなりました。同社の幹部が、メモリの調達価格が1年で数倍の水準まで上がったという趣旨の説明をしたとも報じられています。
調査会社の予測でも、2026年のスマートフォン平均価格は上昇する見通しが示されています。つまりこれは一社の事情というより、業界全体に共通する構造的なコスト上昇です。「次のセールを待てば元の価格に戻る」と考えるのは、今回に関しては少し楽観的かもしれません。
端末代とどう向き合うか
本体価格が上がる局面で、個人ができることはそう多くありません。ただ、いくつか押さえておくと判断はしやすくなります。
- 買い替えを決めている機種があるなら、価格改定の適用日を先に確認しておく
- メモリやストレージ容量の大きいモデルほど値上げの影響を受けやすいため、自分に本当に必要な容量を見直す
- 端末代だけで判断せず、毎月の通信料と合わせた「数年間の総額」で比較する
- 今の端末がまだ問題なく動くなら、買い替えを急がない選択肢も検討する
固定費を抑えるという観点では、1台を長く使うこと自体が有効な対策になります。不満がバッテリーの劣化だけであれば、交換して数年使い続けられるケースもあります。値上げのニュースに反応して急いで買い替えるより、手元の端末の状態を確認するほうが先かもしれません。
まとめ
今回の価格改定は9月1日から始まり、POCO X8シリーズは9月4日に切り替わります。値上げ幅はスマートフォンで最大2万円、タブレットでは数千円から1万円程度とされています。原因はメモリ価格の高騰で、これは業界全体に及ぶ話です。慌てて買う必要はありませんが、購入時期が近い人は適用日を意識しておくと、余計な出費を避けやすくなります。
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